東武の女王降臨 | 夜汽車の汽笛への憧情

東武の女王降臨

あけましておめでとうございます。

間が開いてしまいましたが、今年初の投稿です。
今年もスローペースで投稿していこうと思いますが、よろしくお願いします。

さて、昨年末になりますが、imonの年末年始セールに乗せられて、大物が入線してきました。

往年の東武のフラグシップであり、当時としては圧倒的な豪華装備で私鉄特急の女王とも呼ばれた、DRCこと東武1720系です。

模型はマイクロエース製ですが、同社製としては質の高い製品です。

さて、マイクロエースはDRCをいくつかのバリエーションで製品化していますが、我が家に入線したのは「1720型最終編成登場時セット」です。

DRC最終編成こと1781Fは昭和48年製で、既に東武ATSや列車無線が整備されているため、アンテナが屋根上に載っています。
1781Fの特徴であるボンネット下のルーバーは印刷物表現となっています。


屋根は国鉄特急などで昭和50年代以前に見られた銀色になっており、歴史を感じさせる姿となっています。
ちなみに、同社からは晩年仕様も発売されていますが、ダークグレーの屋根にライトグレーの屋根上機器となっていて、実車に合わせた作り分けがされています。このあたりの芸の細かさはマイクロエースらしいところですねw

サイドビューはこんな感じです。
銀色に縁取られた中窓が国鉄グリーン車の様にズラッと並ぶ独特の姿がよく表現されています。

DRCのと特徴の一つである、編成に2ヶ所あるミニビュッフェも表現されています。なかなか造形が細かいですね。

そして、もう一つの大きな特徴であるサロンルームもしっかり表現されています。
ジュークボックスまでちゃんと表現されていますねw

早速後輩の100系と並べて記念撮影。
スマートな100系スペーシアと比べて1720系は威風堂々としたスタイル。見事なゴツ面ですねw

堂々としたボンネットスタイルは、国鉄151系やキハ81同様の当時の流行に倣ったものですが、テールフィンの様なライト周りの表現やヘットマーク上の飾りは当時のアメリカの乗用車の影響を受けたものでした。
同時期に発売されていた日産セドリックも同様の造形で、当時としては先進のスタイル・・・・・だったのですが、昭和40年代を迎える前にデザインの傾向が一気に変わってしまい、デザイン的に古めかしい印象になってしまったのは何とも皮肉なものです。
しかしながら、その存在感は圧倒的で、初めて実車を目にした時には、往年の高級車を思わせる独特のオーラと迫力に感銘をうけたものでした。乗りたいと思っている間に引退してしまい、乗る機会に恵まれなかったのが、今でも残念でなりません。



令和元年最後に入線してきた東武の女王、1720系。
後輩の銀色のスペーシアと共に我が家の「看板列車」として活躍してくれる事でしょう。


それにしても、東武特急増えたなぁwww
ここまできたら200系「りょうもう」やリバティも欲しくなりますねw